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先の投稿で、『ドゥイノの悲歌』の話をしていて、何か横に逸れたというか、突然にベートーヴェンの曲の歌詞になったので、もしかして誤解される方もいるかも知れませんので説明を加えておきます。
(このような書き出しで、かなり長い説明を書いたのですが、send を押すと同時に全部消えてしまいました。この掲示板の設定で、html タグは使用禁止にしていたのですが、「http://」で始まる行があると、「投稿拒否」となるようです。なるほど、こういう機能があると、スパム書き込みしようとしても、http://が入っているだけで、すべて書き込み以前の段階で阻止されるということですが、こんな機能は知りませんでした。……いままで、「http://」を書いても、有効ではないことを知っていたので、書いたことがなかったのです。なお、ここでは全角で「http://」を書いていますが、本来は半角です。しかし半角を書くと、投稿不能になるので全角にしています)。
それはとまれ、次のような4行のドイツ語の歌詞を先には引用しました。
> Freude, schöner Götterfunken,
> Tochter aus Elysium
> Wir betreten feuertrunken.
> Himmlische, dein Heiligtum!
これは、ベートーヴェンの『交響曲9』の「歓喜の歌」の始まり部分の歌詞です。丁度、ここの部分で、歌と曲が切り替わります。「友よ、そんな調子(音)ではだめだ」と突然に言葉が入り、そこからリズミカルに畳みかけるように、上の4行の歌がうたわれます。これに呼応して、歓喜を称える歌の行やフレーズが続き、「フロイデ(歓喜)」の歓喜の合唱に展開していきます。上の部分は、もっとも印象的な部分です。
では何故、『ドゥイノの悲歌』の話のなかで、急にこういう歓喜の歌が出てきたのかと云うことですが、生きることも死ぬことも、苦難の道であり、人のレーベン(人生)にはただ絶望しかないのではないのか。「苦難の道の果てに何かがありえるのか」と考えると、「苦難の道の果てには、歓喜が待っている」という思考が出てきて、「歓喜よ、聖なる楽園の娘よ、我らは喜びに満ちて聖なる土地・領域に進み行く」というような言葉が出てくるので、これはベートーヴェンの「歓喜の歌」だと思ったということです。
ドイツ語の歌詞を覚えているほど記憶力はよくないので、「ベートーヴェン 交響曲9」で検索すると、簡単に歌詞が出てきたので、これをコピーしました。歌詞の日本語での意味は、十年前か二十年前か、この歌をよく引用していた頃に訳した文章の解釈に従って訳文のようなものを造りました。従って、訳が間違っている可能性があります。
また。「精神の歌」とはドイツ語で Geistesgesang と云いますが、これはわたしの造語です(こういう言葉がすでに存在している可能性はありますが)。これは色々な意味が込められていたのですが、大まかには、一年の終わりにあって、過去を振り返り、実存の生きてあるありようを省みて、来るべき新しいときにおいて、未来を開く展望を歌おうと云うことで、昔は、年末に「精神の歌」という形の歌を書いていたことがあります。
今日というか昨日は、Youtube で色々と動画・音楽を見ていた(聞いていた)のですが、幾つか美しい曲を見つけたので、以下に紹介します。(この紹介で、「http://」を書いたために、投稿文章がすべて消えてしまいました)。最初にあるのは、ガブリエル・フォーレの『レクイエム』のなかの歌である「ピエ・イエズ、Pie Jesu」です。次は、Ave Maria で、女声の歌の動画レンダリングと男声の歌の動画レンダリングへのURLです。頭の「h」を外しますので、URLを窓に貼って、頭に「h」を追加するとリンクになります。
「ピエ・イエズ」はボーイソプラノのレンダリングですが、この歌はラテン語で歌われています。歌詞は: Pie Jesu, Domine, Dona eis requiem, dona eis requiem, Dona eis, dona eis, Sempiternam Requiem. というような歌詞が繰り返されています(この歌詞は、「優しきイエスよ、主よ、彼らに安らぎを与えたまえ、彼らに安らぎを与えたまえ、彼らに与えたまえ、彼らに与えたまえ、永遠の安らぎを」というような意味です。Ave Maria の方は、ドイツ語で歌われています。歌詞は一番下に書きます。なお、関連ファイルを見ると、他にも美しい「ピエ・イエズ」の動画などがあります。
Polskie Slowiki - Gabriel Fauré - Requiem "Pie Jesu"
フォーレ『レクイエム』「ピエ・イエズ」:ボーイソプラノ・レンダリング
> ttp://www.youtube.com/watch?v=_m1RHdkP1h4
Kings College Faure Pie Jesu and Agnus Dei
Kings Colege、「ピエ・イエズ」と「アニュス・デイ」ボーイソプラノ・レンダリング(こちらの方が、フォーレの元の曲に近いと思う)
> ttp://www.youtube.com/watch?v=VWMmolrId_4
The most beautiful rendition of Ave Maria I've ever heard
「アヴェ・マリア」女声ソプラノ・レンダリング(背景は風景・光)
> ttp://www.youtube.com/watch?v=aQVz6vuNq7s
A most beautiful song: Ave Maria (Schubert) - Andrea Bocelli
シューベルト「アヴェ・マリア」男声レンダリング(背景は聖画)
> ttp://www.youtube.com/watch?v=_6Qu15k24SA
Ave Maria ドイツ語歌詞
Ave Maria! Jungfrau mild,
Erhöre einer Jungfrau Flehen,
Aus diesem Felsen starr und wild
Soll mein Gebet zu dir hinwehen.
Wir schlafen sicher bis zum Morgen,
Ob Menschen noch so grausam sind.
O Jungfrau, sieh der Jungfrau Sorgen,
O Mutter, hör ein bittend Kind!
Ave Maria!
Ave Maria! Unbefleckt!
Wenn wir auf diesen Fels hinsinken
Zum Schlaf, und uns dein Schutz bedeckt
Wird weich der harte Fels uns dünken.
Du lächelst, Rosendüfte wehen
In dieser dumpfen Felsenkluft,
O Mutter, höre Kindes Flehen,
O Jungfrau, eine Jungfrau ruft!
Ave Maria!
Ave Maria! Reine Magd!
Der Erde und der Luft Dämonen,
Von deines Auges Huld verjagt,
Sie können hier nicht bei uns wohnen,
Wir woll'n uns still dem Schicksal beugen,
Da uns dein heil'ger Trost anweht;
Der Jungfrau wolle hold dich neigen,
Dem Kind, das für den Vater fleht.
Ave Maria!
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「ピエ・イエズ」とか「アヴェ・マリア」というのは懐かしいです。ベンジャミン・ブリトゥンの『キャロルの祭典』に収載されている曲には、非常に美しいものがあります。「子守歌(バルアロウ)」などがそうで、歌詞がたいへんに美しいです。昔は、これを「新年の挨拶」の言葉に使っていました。ブリトゥンの曲の歌詞が見つかったら、そのうちに紹介したく思います。
間もなくクリスマス(冬至祭)の季節です。精神の歌とは云いませんが、聖なる乙女にあって、我らの精神・魂が清らかな、安らかなものとなりますよう。すべてが暗黒の透明な波のなかに無として消えるとしても、「歓喜」の希望や、聖なる星の鳥のロゴスは永遠でしょう。それは最初からこの宇宙にはないため、消えることがないとも、永遠の未来にあって預言されているがために、消えることはないのだとも云えるでしょう。主の恵がありますように。
* Miranda Noice Welrech en StirrLizania * |
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